Cryptocoryne aponogetifolia

フィリピン原産の長葉系クリプトコリネの一種。
非常に大型に育つクリプトで、葉長1mに達する事もある。
葉には強い凹凸があり、通常は緑一色で、赤みが入ることはほとんどない。
同じフィリピン原産のウステリアーナと混同されていた時期もあったようだが、現在ではしっかり区別されている。
その草姿から水中向きの種類だと思われがちだが、意外にも水上育成も比較的容易で、自生地は中性〜弱アルカリ性の水質ということもあり、あまり酸性に傾かない用土(底床)で順調に生育する。水中栽培ではサンゴ砂を底床に混ぜると良いとも言われるが、水質に対する適応力はそれなりにあるようで、極端に低PHにならなければ、特に弱アルカリ性に調整する必要はなさそうである。
水中栽培時ほどではないが、水上でも大きく育つ。しかし、葉が長く垂れ下がるように展開する為、蘭栽培用の鉢のように深さのある鉢に植えるのも良いかもしれない。ただし、深鉢で栽培する場合は通水性、通気性を確保する工夫は必要であろう。

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