Cryptocoryne scurrilis

2007年6月現在、非常に混迷している種類の一つである。
それは、今まで本種とされてきたクリプトコリネの大半が新種bangkaensisであることが分かり、では本当のscurrilisは?というと、研究者の間でもハッキリしていないからである。
しかしながら、国内には本種と思われる株も存在しており、それらはおそらくヨーロッパの研究者にも渡っていると思われるので、今後の研究結果に期待したい。
本種はスマトラ島に分布するとされ、記載当時に採集された株はヨーロッパでも現存していないとのことである。これまで本種とされていたbangkaensisとの違いは、雄しべの長さが一番の違いのようで、本種のほうが長いそうだ。
以下に紹介するクリプトコリネは、現段階では本種「と思われる」クリプトであり、確定ではないが、国内開花画像を見る限りでは、バスメイヤー氏のサイトのscurrilisと思われる個体の仏炎苞画像に近い花を咲かせているので、自分はscurrilisで間違いないのではないか?と思っている。


スマトラ島 スクルナ産


スマトラ島 クブンラド産


スマトラ島 ピジョアン産








cf. scurrilis kpg Desa Musai barat Pulau LINGGA

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