Cryptocoryne parva×lingua
オリエンタルで作出されたと思われるクリプトコリネのハイブリッド種。 2005年に初入荷し、その後再度の入荷もあったが、1便目と2便目では草姿が異なっており、1便目で入荷したものはリングアの血を色濃く感じさせる草姿だったのに対し、2便目で入荷したものは、パルバとの違いがほとんど分からないほど、パルバそのものの草姿だった。 当初は栽培環境の違いによる差異か?とも考えたが、今のところ栽培下で双方の草姿が似てくる様子は観察できないので、2便目入荷株の開花確認はされていないので確証は無いが、あれはパルバそのものだったのではないか?と考えている。 片親のリングアは栽培の難しい種類だが、雑種強勢によるものか、このハイブリッド種は栽培自体は容易となっている。ただし、リングアも、もう片親のパルバも生長の遅い種である為、このハイブリッド種も生長は遅い。 意外に水中でのポテンシャルは高く、ソイル水槽に植えておけば、ゆっくりながらもしっかりと育ってくれる。溶けにくい部分はしっかりとパルバの血を引いているようだ。 しかしながら、水上、水中共に、葉数は少ない種類なので、見栄え良く育てるにはある程度の株数をまとめて植えたほうが良いだろう。 現在の水上での栽培用土はソイル+日向土+苦土石灰がメインで、他にソイル+ピートモスでも栽培しているが、どちらでも育ってくれている。 用土選択よりも光量に気を遣うべきで、比較的明るい環境で育てないと葉が小さくなりやすい。 |
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1便目タイプ