レッドフィンレッドノーズ

ビルマ(ミャンマー)・インレー湖に生息する小型コイ科の一種。
現地での生息数は多いようで、食用にされているという話も聞く。
その名の通り、状態の良い雄は頭部と尾鰭上下端がオレンジ〜朱色に色付き、体側はややメタリック感のある水色になる。メスはやや黄色みがかったグレー一色の地味な体色。
ただし、ショップで売られている本種は雄でもまだ色が出ていないことが多く、雌雄の差が分かりにくい場合も少なくない。まだ状態の上がっていない個体でも雄の背鰭先端は黒くなっていることが多いのでそのあたりに注目すれば雌雄の判別ができる場合がある。
インレー湖は弱アルカリ・硬水という水質なので、本種の美しい体色を楽しむにはそのような水質で飼育したほうが良いが、水質にはある程度の順応性があるので、弱酸性程度の一般的な水草水槽で問題なく飼育ができ、色も時間の経過と共に美しくなる。
やや食が細い面があり、こまめな給餌が必要だが、餌の選り好みは少なく人工飼料もよく食べるので、栄養価の高い餌を与えたい。

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